マウントを取るな。自分から下に回り、相手を立てろ
男女関係なくよく起こる会話の問題があります。
それは、相手が話している話題を自分の実績で上書きしてしまう=マウントを取ることです。
ありがちな悪例:話題の主役を奪う
たとえば相手がこう言いました。
「最近、トレーニング(筋トレ)頑張ってるんです。」
ここで多くの人は反射的にこう返します。
「俺もやってます。週5〜6で通ってますよ。」
一見、共通点アピールで良さそうに見えますが、実際には次のような構図になります。
- 相手の話題を奪う
- 自分の方が上に立とうとする(頻度・実績を競う)
背景にあるのは承認欲求です。
「自分も頑張っている」と伝えたくなるあまり、相手の見せ場を潰してしまうのです。
最低限の作法:まず称賛。自分の話は出さない
相手が「やっている・頑張っている」と言ったら、まずは相手を立てる言葉だけを返します。
- 「お体のために続けてるんですね。すごいです。」
- 「ダイエット目的で頑張ってるんですね。素敵です。」
この段階では自分の実績は一切言わない。
会話の主役は常に相手。相手を気持ちよくさせることが最優先です。
その後の自然な流れに任せる
多くの場合、流れとして相手からこう聞かれます。
「○○さんはトレーニングしてるんですか?」
この“聞かれたら答える”が基本線。
ただし、そのときも上から被せないのがコツです。
- 悪い返し:「やってます。週5〜6で、ベンチ○kgで…」
- 良い返し:「○○さんほどではないですが、多少やってます。」
自分から下に入る言い方にすることで、会話の主導権は相手に残り、相手は話しやすくなります。
もし後から実力がバレたら?
何かのきっかけで、あなたが実は相手以上に努力していると相手が知ったとします。
そのとき相手はこう感じます。
「あの時、自慢できたのにしなかった。謙虚なんだな。」
わざわざ強くいかない=余裕が伝わる瞬間です。
自分からアピールしないほうが、のちに評価が高くなることは珍しくありません。
まとめ:常に「相手が主役」
- まず称賛。自分の話は出さない
- 聞かれたら控えめに答える(自分から下に入る)
- アピールは必要になったときだけ、過剰にしない
- その姿勢が謙虚さと余裕として相手に伝わる
恋愛でも仕事でも同じです。
マウントを取らない会話=相手を主役にする会話が、信頼と好感を最も早く積み上げます。


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